Midnight express

「深夜バス – Midnight express」木製、全長約90cm
夜のバスの青白い光に、虫のように引きよせられます。淋しいイメージに妄想が膨らみ、乗客乗員に勝手な思いをはせています。
しかしボクはあまりバスが好きでナイ。
どちらかというと苦手。。。
でも、思い出の乗りモノといえばコレでしょう?
どんな思い出?なんの思い出?
人それぞれ、良きも悪しきも思い出ポロポロ。
そのへんのポロポロをホジくるようなモノをめざして制作。

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Light motor vehicle

「軽トラ – Small pickup truck」木製、全長約70cm

日本固有種、軽自動車。現在のは660ccだけど最初のは360cc。とっくり二合分の排気量ってだけでも何ともニッポン!
アイ・ラブ・スモール。スモール・イズ・ビューティフル。
そんな軽の真骨頂。軽トラック。軽いって冠のせいで軽んじられるけど。どう考えてもナンバー1ビーグルね。
軽のワンボックスのほうがもっとイイんじゃナイ?雨防げるし。
甘い!積載量がまったくのケタ違い。法規上はよく知らんが、空中権を我がモノに!植木屋さんのハシゴとか。大型冷蔵庫だって縦でいけるモンね。
小さな働きモン。ニッポン人そのものじゃナイ?

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Racing car of number 10

「レーシングカー・ナンバー・テン」木製、全長約80cm
モータースポーツ、あまり興味ナシ。
おなじくスポーツ観戦ってのも、あまり興味が…
喜んだり腹を立てたりしながら、ただ見てるだけ…
ハッと我にかえって、オレってナンもしてないし…
でも見てくれるヒトがいるから頑張れるヒトがいる。
でも見はじめるとナンも手につかなくなるでしょ?
すばらしいプレーに感動して、心からの祝福を…
ハッと我にかえって、オレってナンもしてないし…

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Wooden wheels

昔のオモチャのイメージ。
古い木馬のイメージ。
クルクル回るよ回転木馬のイメージ。
メリーゴーランド merry‐go‐round。
英語では堂々巡りという意味もあるそうで…
ちょっとせつない merry‐go‐round。
くるくるクルクル…せつなさナンバー1。
ナンバー1から、ナンバー9まで制作。木製、全長約30cm。

美術館展示の時点ですでに残り6台。
クルクル回るメリーゴーランド計画は結局頓挫。
次々と引き取られていきました。ありがとうございます。
9台そろうことはもうナイでしょう。
やっぱりせつない merry‐go‐round。

Wooden miniature car

美術学校に入学したとき、まずキミたちは、思いつくままに百個スケッチを描くのだよ。そのなかで気にいったのを選んで、そのデザインを練ってまた百個描くのだよ。そのなかのコレ!というのをさらに練って百個描くのだよ。
などといわれて、へ〜スゴーイ!なんて思いましたが、一回もそんな事できませんでした。だって、そんなに思いつかないモン。
ボクのスケッチはイマイチなので、つくりながら考えるタイプです。ヘタするとウマいこと出来たやつをみながらヘタなスケッチして悦にいる。
課題もほとんどそうでしたが、まず、つくってしまう。
そして出来たモノを実測して、製作用の図面を描いて提出。
出来たモノをみながら絵を描いて、完成予想図として提出。
順序よく提出すれば、問題ありません。点数もよくありません。

しかしコレは、さすがにスケッチを描いてから切り抜いたね。シルエットはあてずっぽじゃまとまらない。
とにかく在庫の木材あるかぎり、思いつくまま描いて切り抜いてつくりました。全部で二百台くらいつくったかな?
何十台か売れて、何十台か差し上げた(賄賂)ので、残りは何台?数えてナシ。

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