Tree of vintage


イイ味わいの木材でしょう?ボクが塗ったんです。
ウマイこと枯れた感じになってるでしょ?

エイジング加工(わざとアンティークっぽくする技法)したんではナイんです。
本当のエイジングです。
aging
直訳すると「老化」ですね。


10数年前に住んでた家の塀が、
色あせたブルーのプラスチック波板で囲ってあったんで、
近所の材木屋さんで一番安い杉板を買ってきて、板塀に作り替えたんです。

その後、家は取り壊しになり、まだキレイだった板塀がもったいないので、
次の住処に移設して、靴脱ぎ用スノコとなっておりました。

このたび、展示会の台をいくつか制作することになり、
真っ白のハコだけってのはつまらないし、
なんかちょっとカッコイイ素材はないかな〜と思っているところで、
足下のコイツが目にとまりました。

ネズミ色でべっとり一回塗りしただけなのに、10年でずいぶん貫禄出ました。
せっせとタワシでこすり洗いしてやると、アラまぁイイお肌!

10年ヒト昔、
最近では3年ヒト昔なんて、あおってばかりの風潮はいやですね。

なんでもない木材だって、じっくり時間をかければこの貫禄。

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