Finish work

作業最終日、撤退まで残り約一時間半。曇天模様の空の色、照明器具が点灯して完成モード!だけど最後にもうひと仕上げしたほうがよいもんだかどうだかウジウジうじうじ迷っているところ。実際すでに終わってます。実際作業する気なんてまったく無し。

「な〜おまえ〜まだそんなことやってんでっか〜、はよ帰りなされ〜」って天からのお告げがとっくに降りてきてる状況。制作するヒトならお分かりでしょう?ただなんか不安でなんか足りない気がしてダラダラ無駄に時間が過ぎてるところ。余韻?疲労?

空からは、もうポツポツきてます。テントに避難してきた職人さんたちは携帯で雲の動きをすばやくチェック!「大きい雲がきちょるけーはよ帰らんとー」と、速攻片付けて撤退。30分経たないうちにとんでもない雷雨。さっすが現場の男たち。にわか作業員は出遅れて足止め。土砂降り。歩道が川のよう…


あ〜超ロングのおしゃれ照明器具(2,400mm×2本)が水浸しだね…
あ〜ありゃあ屋外防水仕様じゃないから漏電しちゃうね…
あ〜でももうはよ帰らんと…あ〜もうダメだわ思考が止まった。
よし!終わろ。帰ろ。じゃねバイバイ。
って、うしろ髪ひかれるようでひかれないような終焉。現在はコンナ様子でライトアップ中(撮影:真島一さん)

きちんと屋外防水仕様の照明器具になってます。ビエンナーレ開会式後にちゃんと取り替え。(またも電気工事の方に丸投げして逃げるように撤退…スンマセン)長かったような短かったような、夢のような悪夢のような、やってる最中も何度も思ってたけど、ホント現実とは思えない貴重なひとときを過ごさせていただきました。

いいオッサンが一ヶ月もの間、のんびり現地制作なんて優雅よね〜なんて、ね。思うよね普通。ありえないワケよね、一ヶ月もの間、制作だけをしててイイなんて。半年前から日程を調整するワケよね。毎日食っていくために。苦しいけれども充実な日々。もちろん賞金を目の前にぶら下げていただくことで猛烈に燃える。終わりよければすべてよし。

一人小舟で漁に出る感じ?オールを漕げオールを漕げってね。今回はでっかい魚が食いついたけど、いつもおなじで釣れるとは限らない。でも転覆しないよう漕ぎ続けるしかないね、、、ハテ、目指す沖は何処?

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