Dialog in the Dark

昨年の秋に頼まれていたモノを、やっと手渡すことができました。
依頼主は学生時代の年上の後輩。
不慮の事故で生死を彷徨った彼は、
奇跡的に一命を取り留めましたが、
視覚と嗅覚を失い、、、
当時デザイナーとして活動中だった彼が、30代半ばでまっくらな生活に突入したと知り、かなりの衝撃を受けました。
とにかく食えない食えないとその頃からモガいていたワタクシなんかにはかける言葉もなく、、、
しかし、
本当に強い人間というのがいまして、、、彼はまさしくソレ。
ふつうの人間の倍のパワー。つまりワタクシの倍の倍。
もはや仏陀級なのでは?
介護系のお手伝い歴が長ーいワタクシは、ハンディキャップのダークな部分というのを深ーく知りドップリ沈んでしまうのに、まったく(では無いにきまってるけど)そんなことを漂わせない。失明してほんの数年で、エンターテインメント形式のワークショップなんかに参加するほどのパワーを持ち主。そんな彼に頼まれた”おさわり用の地図”です。

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