Boyhood 02

ボクは振り返りません。ほとんど振り返りません。
思い出すと辛いから…とかじゃなく、あんまり思い出せません。
もしかすると軽い記憶障害なのかもしれないけれど、
あ〜あの頃はよかったな〜なんて思う事はほとんどありません。
だからといって今がサイコー!ラブ、ナウ!って事もありません。
なんだろう?前向きってのとは違って、後ろ向かず?ってのかね、
過ぎた事はすぐには忘れないが、早めに忘れる、早め早めの、、、
とかいいながら、ピッタリ一年前のことを思い出し思い出ししながら、このたびはウジウジウジといきますぜ!ハイ、後ろから作品を撮ったこの写真。作品はおいといて奥のほう左に体育館みたいなの見えますね。ハイ、コレ、ボクが幼少のころに新築された市民体育館。体操体験教室に通った記憶がボンヤリ。今年に入ってすでに解体されたらしい。時は流れた。

ハイ、その横のボロいプレハブ建物、ハイ、コレ、ボクの従兄弟が通っていた保育園ね。昔のままね。
な〜んておセンチな場所で展示をしとんじゃ〜。なにやっとんじゃワシ?


な〜にが後ろ向かずじゃ〜てな様子になってきたけど、今年までつづく話のエピローグなんで、まだまだウジウジいきますぜ。
ハイお次ぎはこの写真。作品の後ろの青いビニールシートの後ろに写ってる軽自動車の止まってる横の家。右の屋根見えてるとこ、ココに友達が住んでたね名前も顔も忘れたけど。

さらになんとこの家と道をはさんだお向かいにボクが住んでた家があったんだね。今は更地になって駐車場だけど。な〜んておセンチな場所で展示をしとんじゃ〜。なにやっとんじゃワシ?

キモチがとても凹んだ時期に、懐かしい場所にもどってポッと暖かいキモチになったのよ!なんてのとは違うのね。まったく逆。ボクは家族も友達も近所の人とも仲良くやってたんだけども、この町が嫌だったんですよ。なんだかわからないけどとても嫌い。もう30年もまえに引っ越したし付き合いのつづいてる友人もいないし、用事も無いから近寄りたくもなかったのね。

でも、そんな場所の、もと住んでた家の、そのすぐそばにあるバス通りに架かる陸橋と、そこを走るバスをイメージして制作が始まってしまったんだね。そんな作品たちの展示が終わってすぐに、こちらでの展示が決まったんだね。なんでこんな場所で美術作品の展示をするのか、まったく解せないし、まったくもって嫌悪感を抱いてしまったので、思いきって参加させていただいたんだな。

まぁまぁすっかり振り返りの立ち止まり、人生一歩も前には進んでませんねということなのか?なんでなんだろうね。センチメンタルね?

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