Convex mirror

「カーブミラー – Convex mirror 」
高さ90cm 銅、真鍮、セメント、鏡
ウチの駐車場前の小道はひじょうに見通しが悪い上に、ひじょうに迷惑な抜け道ルート。
コノ道、一方通行だろふつう?って細さなのに、ダンプやらトラックやらが轟音とともにすり抜ける。ウラの裏のほうに砂やら砂利やらの資材置き場があり、そこに向かう近道らしい。
数メートル先のご近所さんちの玄関前では、アスファルトが凹んで直径50cmを越える落とし穴が出来て、奥様が仰天しておりました。
資材置き場は古そうなので、おそらく何十年もココを抜け道としてるんでしょう。駐車場から車を出そうとして、ヒヤッとした回数は数えきれず。
通ってほしく無いのはヤマヤマだけど、
私道ではないのでしかたナイ。
コチラが気をつけるしかナイ。


小道を挟んだ向こう側の家は一昨年から廃屋となり、なにやら得体の知れない背の高い雑草がボーボー、ユラユラしてます。
アノ草の茎、シッカリしてそうだな、先っぽにカーブミラーの花が咲けば、見通しイイぞ…そんな思いからはじまった作品。
とココまで書いてて、ホントそんな思いではじめたかしらん?つくってないかしらん?いやいやコレまでのも全部つくり話かしらん、、、
しかーし、カーブミラーはあったほうがイイ。
安全第一。
左右確認。
カーブミラー(Curve mirror)、和製英語のようね。曲がり鏡、曲がり角の鏡、といいたいところなんだろうな。でもそうなると、コーナーミラーか?英訳はConvex mirror(凸面鏡)でした。

ミラーの下、左右確認って書いてあるとこ、フラックスを塗り分けて、ハンダが流れ込むとこと流れないとこを作って文字を浮かび上がらせてます。凝ってます。
裏側は型を作って薄い銅板を叩いて凸凹させてます。凝ってます。

数本作って群生させる計画が、最初の一つですぐに断念。
作品撤去後、梱包中に片方のミラーがバラバラに割れたので、接着剤で継ぎはぎにして、ヒビだらけのミラーとなり、現在はグッと存在感が増してます。
展示中は存在が薄かったけどたいそうお気に入り。

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