Tinplate chair

いつもお世話になってる、タナカデザイン田中さま設計の椅子。

写真の左隅、黒い扇風機とミシンの間にある銀の、ブリキのヤツです。
あれっ、見えない?見えヅライ?もっとイイ写真なかったんかい!って?

ナイからこの写真なのです。

昨年末お世話になったホームスパンショールームにプロトタイプが一脚写ってました。

よーく見てると見えたでしょ?黒のスツールじゃナイよ銀のパイプの、見えない?ダメ?

その五分の一サイズを受注いたしました。実物は直径25.4mmのブリキパイプ曲げ、五分の一jで作るから約5mmの棒。

5ミリのプラ棒を曲げるか?金属か?
シンプルなモノってキレイに作らないとアラが目立ちます。

キッチリカッチリ図面通りにいきたいところです。

実物の素材はこんな感じ。

プラ棒熱してグニャーと曲げてみるとシマリのない感じになっちゃいました。曲がってるとこの太さが微妙に変わるんだよな〜(ヘタなだけか?)

結果、金属にしました。 直径五ミリで簡単曲げられる金属っていうと銅かアルミ。
銅はどうだろう。

つづきは

銅の場合、熱して、曲げて、叩いて、固めて、銀ロウ付け、プライマー吹いて、サフェーサー吹いて、銀色に塗って、ってそんな職人技ナイっす。そんな作り方したら工芸品っす。カッコイイだろうけど。塗装しないで銅の素地で緑青仕上げなんてイイけど求められてナイっす。

てなことで、アルミの棒を曲げて、エポキシ接着剤でブチュっと引っ付け、全体をサンドペーパーがけしてイイ〜感じにできました。

アルミとはいえちょっとした重厚感。

最初の写真見えた?そっくり!大成功ね。

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