Building in memory

昔の図面と写真しかない物件の模型製作依頼。めんどくさそうだし、もう最近模型ほとんどやってないんすよね〜と渋っておったら、魅力的な予算を提案され快諾。打ち合わせしてみると、ボクが学生時代に住んでいたアパートそっくりの懐かしい建築物。取り壊した古い社屋を形にして残したい!という非常に男の子っぽい希望をもった社長さんがクライアントだそうです。
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細かいところはすべておまかせという制約のなさと、かなりボク好み物件ということで張り切って作りました。久々の大物模型。縮尺1/30。古い図面は全くつじつまが合ってないので、簡単な図面を一級建築士の先輩(今回の仕事をくれた方)がちゃちゃっと描いて用意してくれました。さすが国家資格保持者ですね。kitadenshi03kitadenshi04室外機はいらんだろ〜といわれましたが、室外機がチャームポイントだろ〜てことで設置。トタン屋根、雨樋とベランダ、窓格子とアルミサッシ、既製品を縮小するのは特にめんどうなのですが、細部の仕上がりで全体が締まります。

社長さんの涙を見られると期待していたら、取次の会社(コンサルタント?)に事務的に納品して、請求書出して終了。ちと寂しい終わり。

 

Sponsor prize

六甲ミーツ・アート芸術散歩2014のオープニングレセプションが開催され、公募作家の方々の受賞が次々と発表されました。こういう場面で名前が呼ばれないまま終るアノ感じ、あのドンヨリな感じ、別に選んでもらえなくても構わんし…と思いながらも期待でパンパンに膨らんでブシューと萎む感じ、あの感じイヤです。マジいやです。何回経験しても、ガックリ。
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今回は公募参加じゃないんで関係ないね〜とのんびり後方でビール飲んでたら、最後に名前が呼ばれて驚きました。主催者特別賞は参加者全員が選考対象だそうで、規約をしっかり読んでいなかったおかげさまで、サプライズいただきました。壇上でお金の話ばかりしてしまったのは酔った勢いの本音。そのすぐ後に男子便所で六甲山観光株式会社(主催者)の社長さんと並んでしまい、「もうちょっと予算かけられるとエエんですが…」とお声をかけられ萎縮。。。

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レセプション翌日の開会式。今回のイベント、メインビジュアルを手がけるナデガタ インスタント パーティーのお三方が進行役でした。朝三時まで一緒に飲んでいた眼鏡の方がボクのカメラを睨んでます。

rokko_open04期間中、長期にわたって山にこもり製作をつづける開拓者、ミスターブルームーン。プロはこんなにも六甲に尽くせるのか!